第38章 しあいのあと。
カサリ
リエーフがポケットから取り出したのは避妊具。
『用意…周到……』
「準備がいいって言って欲しいんですけど…」
唇で1片を咥え、片手で引っ張り開ける。
「体…離しますよ?」
そういうと私の体を支えていた腕を離し避妊具をつけた。
「美優さん…これ、欲しい?」
くちゅり
濡れた入り口をリエーフが肉棒の先でなぞる。
『ほ…し…』
「じゃあ、欲しがって…?俺のこと。」
ものすごい殺し文句。
私は、そっと足を開きリエーフを見つめると、ぽそりとつぶやいた。
『リエーフの…頂戴…?』
くるりと反転する視界。
ひやりと冷たく冷えるむき出しのお腹。
キッチンカウンターにうつ伏せになるように寝かせられるとリエーフは私の蜜口に自身の肉棒を2、3度擦り付け、勢いよく突き刺した。
『ああんっ!りえーふっ!』
「やばっ!締まるっ…」
いつもと違う体制。
いつも以上に奥を刺激する肉棒をぎゅうぎゅうと締め付ける。
「みゆさんっ!力抜いてっ!」
『むりぃっ!おくっやぁっ!』
「ごめんっ!出るっ!」
ぐいと奥に押し込まれれば私の身体はびくびくと震え、目の前が真っ白になる。
ナカでは薄い膜越しにじわり、とあたたかくなりいつのまにか絡ませた手はぎゅっと強く握られていた。