• テキストサイズ

あいつはねこまのわんこ系少年【HQ】

第38章 しあいのあと。




ご飯が炊けた音がする。
よし、完成!

さて、みんな起きたかな?
リビングに行くとやっぱりみんなまだ寝てる。

さて、どうしたもんか…

とりあえず寝起きの良さそうな人たちから起こすか。

まずは海くん。
次にけんま。
福永、クロ、山本の順で肩を叩いて起こす。

クロに抱きつかれ、山本にビックリされたけどまあ、それくらいはしょうがない。

ラストは…リエーフ。
リエーフって寝起き良いときは良いんだけど悪いときはほんっとに起きないんだよね…

『リエーフ?ご飯できたよ?起きて?』

肩をゆさゆさ揺さぶるけど起きない。

『リエーフ?起きないとご飯ないよ?』

ぽんぽんと肩を軽く叩く。




「ゔー…」

眉間にしわを寄せるリエーフ。
周りのみんなも様子を見てくる。


『リエーフ、起きよ?』

「いや…っす」

『もう…起きて?』

みんなも待ってるからと急かすような口調になってしまう。
すると、リエーフから思いがけない言葉が出た。

「じゃあ…












ちゅーして…」


……えっ⁈

『何言ってんのリエーフ‼︎』

「いつもしてくれるじゃないですか。おはよーちゅーって。」

ちょっちょっ‼︎
みんないるのに何言ってんの⁈

『リ、リエーフ‼︎何言ってんの⁈起きてっ‼︎』

「ちゅーしないと起きません…」

何この恥ずかしい状態。
後ろからの視線が痛い。

『リエーフ…ワガママ言わないで?』

「春高決定したらご褒美くれるって言ったじゃないですか…
今日はいっぱい甘えるんです!」

『だから…リエーフ?』

「エッチもいっぱいします!今日は寝かさない!」

『きゃー!いわないで!』

ちょっ!やめてー!
私は手近にあったクッションをリエーフの顔に叩きつけた。
後ろを恐る恐る見ればニヤニヤや、赤面するメンバーがこっちをみてる…

『リエーフの…ばかー‼︎‼︎‼︎』

私は顔を真っ赤にさせながら叫び、リビングから飛び出した。


/ 617ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp