第34章 春高代表決定戦、そのまえ。
家に帰ってからもリエーフからメッセージ攻撃。
途中から面倒になり電話に切り替えた。
『リエーフ?これじゃあうちにいるより大変なんだけど…』
「だって美優さん側にいないと寂しいんですもん…」
『今、夜の10時!あと10時間後には会えるんだから我慢しなさい!』
「えー…」
『明日のお弁当、リエーフだけなしね?』
「…じゃあ最後、おやすみだけ。」
お願いします!と言われたら言わないわけにはいかなくて…
『じゃあ言うよ?……おやすみ、リエーフ。』
「おやすみなさい。愛してます。」
電話越しのリエーフの声が耳をくすぐったかと思えばぷつんと電話が切れた。
私はすぐに画面をタップし、メッセージを送る。
すぐに返ってくるメッセージ。
それを一読すると私はすぐに発信ボタンを押した。