第29章 Resulting in Punishment
「みゆさぁん?」
私がシャワーを浴びてから少し経った頃。リエーフが眠そうに起きてきた。
『リエーフおはよ。』
リエーフはジャージと下着のみ身につけている。裸の上半身に昨日私がつけた痕が散らばり、少しだけ恥ずかしい。
リエーフはそのままフライパンを使っている私の邪魔にならないように背中に抱きついてきた。
「起きたらみゆさんいなかった…」
『だってリエーフお腹空いてるでしょ?だから早めに朝ごはん作ろうと思って。』
頭をぐりぐりと私の肩に擦り付けるリエーフ。
「そうですけど…」
『フレンチトースト焼いてるから。シャワー浴びておいでよ。』
「ゔー…」
眠そうに唸るリエーフ。
仕方ないなぁ…
私はコンロの火を止めるとリエーフの名前を呼ぶ。そして、背伸びをして顔を上げたリエーフの唇にちゅっとキスをした。
『おはよ?リエーフ?』
「ん…おはよ…ございます。元気出たから風呂行ってきます。」
リエーフはふにゃりと柔らかく笑うとシャワーを浴びにお風呂に向かった。
さて、リエーフがお風呂から帰ってくるまで急いでフレンチトースト焼かなくちゃ!
私は再びコンロに火をつけ、作業を再開させた。