• テキストサイズ

あいつはねこまのわんこ系少年【HQ】

第27章 音駒高校文化祭1日目!



「さて、始まりました‼︎仮装コンテスト‼︎今年はすごいですよー‼︎」

司会の声がけから始まった仮装コンテスト。
最初はサッカー部が女装してA○B。どんだけ練習したんだって思うくらい完璧なパフォーマンス。
軽いコスプレから本格的なアニメのキャラのなりきりまで多種多様。
数組がポップな音楽に合わせて出てきたと思ったら急にオルゴール調の音楽が流れ始める。

「さて、次は今回の有望株!では、登場していただきましょう!1年バレー部の愉快な仲間たち!」

は?
勢いよくステージを見ると最初に出てきたのは犬耳の犬岡くん、うさ耳の芝山くん。2人はお揃いのベスト、スラックスを履いてちょっと恥ずかしそうに立っている。
そして体育館の出口に向かって叫んだ。

「「リエーフ!」」

ガラリと開いた体育館の入り口。演出なのかピンスポットがリエーフを照らす。

ゴシック調の黒の袖のないロングジャケット。
白のデザインシャツに黒のパンツ。
ゴツめのブーツ。
きわめつけはリエーフの髪の色とそっくりな耳。
犬…?狼?
顔はメイクを施しているらしくいつも以上に顔立ちがはっきりしている。
そんなリエーフが黄色い声に手を振りながらモデルのように歩いていく。
改めてリエーフを見ると格好よくて、こんな人と付き合えてるんだななんて改めて思えてしまうほどで…

リエーフはステージまであと少しというところまで来たかと思ったら急にキョロキョロしだす。

アクシデントか、と心配すればふと、リエーフと目が合いリエーフの顔がぱあっと輝く。

何か、いやな予感…
/ 617ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp