第24章 green with envy
「何なんすか…ツッキーツッキーって…」
『リエー「なんでツッキーばっかり…もっと俺を見てよ。」
リエーフの顔は今まで見たこともないくらい苦痛に歪んでいた。
『何…どうしたの?リエーフ…』
「昨日ツッキーにヤられそうになったのが忘れられないんすか?美優さん初めてだから…優しくしよう、痛くないようにってしてきたけど…そんなんじゃ足りなかったですか?」
こわい
「やっぱりツッキーみたいに少し乱暴の方がいいんすか?」
優しく笑うリエーフがいない。目の前にいるのは、獰猛な眼をした誇り高き獅子。
「オレ…馬鹿みたいじゃん…」
リエーフは私の顎を持ち上げ噛み付くように唇を重ねた。
いつも、そっと触れてくれた舌は乱暴に口内を犯す。口を開くたびに自分の声と唾液が漏れ出る。溢れた唾液は口の端から顎をそして首を濡らした。
怖いという気持ちとは裏腹に身体はリエーフに与えられる快感に従順で、腰が砕けたように力が入らない。壁伝いにずるずると身体が落ちるのをリエーフは私の足の間に足を割り入れ阻止する。
強引に唇を外されるとリエーフに肩を壁に押し付けられ私の目を見て言った。
「俺の事…見て…」