第21章 まだまだ夏休みは終わらない!〜第3体育館組、集合〜
「俺達を夏の太陽が待ってるぜ‼︎」
「行くぜー!」
『クロ厨二くさい、木兎うるさい。』
2人は準備運動をしたかと思ったら速攻プールに走り出した。久しぶりのプールにうずうずする私に背後から小さな笑い声。
「俺、荷物見てるから行って来なよ。」
『赤葦、いいの?』
「俺、木兎さんたちの付き添いできただけだし。あ。」
赤葦は私を手招きする。手招きされた方に近づくと赤葦は私の肩を抱き棒読みでいえーいとか言いながらスマホのカメラでツーショットを撮った。
「あかーしさんずりー!俺ともー!」
「僕とデショ?」
『赤葦、カメラお願いできる?3人で撮るよー。』
スマホをカメラモードにし赤葦に渡す。2人が横に近づくと赤葦が携帯を構えた。
「じゃあいきますよー」
「「「ハイチーズ!」」」
スマホを受け取り確認すると2人がうまくかがんでくれたからか綺麗に撮れている。
『ありがとうね?赤葦。』
「じゃあプールいきますよー?あかーしさん後で変わりますねー!ほらツッキーも!」
リエーフに引っ張られ私達はプールに向かって走り出した。