第21章 まだまだ夏休みは終わらない!〜第3体育館組、集合〜
両手にイケメンを携え移動すると、ホームに3人はいた。
私のこの状況を見て、お腹抱えて大爆笑しているのはクロ。その笑い方、周りがドン引きするからやめて…
クロはグレーの薄手のサマーニットの中に黒のタンクトップを重ねて、黒のダメージジーンズを履いてる。
ああ、また面倒なことが起きてるって感じで引いた目で見ているのは赤葦。赤葦は襟だけ黒、他は白の7分のワイシャツにカーキのチノパン。
私達をみて、仲いーななんてちょっと空気読めてない発言をしたのは木兎。
木兎は明るめグレーのパーカーを腕まくりしてる。インナーは黒のタンクトップボトムはモノトーンのカモフラ柄のスエットパンツを膝下まで上げて履いてる。
これ、完全目立つ集団だ。身長のっぽの目立つ集団。
私、来たこと間違った気がする…
『とりあえず…行かない?』
「そうだな。つーか1年2人は美優の取り合いすんじゃねーぞ。」
ちょうど来た電車に乗りながらクロが注意をするがまるで聞く様子がない2人。
どうなることやら…