第14章 夏合宿4日目、夜。
自主練後の食堂。時間的に最後のメンバーが集まり(って言っても練習場所同じ)食事をとった。
「だって美優さんの手、ボトルで手塞がってたから…つい…」
「つい…でやっていいもんじゃねーだろ」
「黒尾さんも人のこと言えませんけどね。」
「黒尾バカだな。」
「ツッキーひでえ…つーか木兎、お前に言われたくねぇよ。」
『もうやだ…』
「大丈夫ですよ美優さん。俺達何も見てません。」
「そーそー!あかーしの言う通り!腹しか見えてねーから。」
「ちょっ!木兎さん!」
「木兎!黙ってろ!」
『リエーフのばか…きらい』
「美優さんに嫌われた。」
「じゃあ僕が貰いますね。」
「それはやだ!月島には絶対渡さない!」
『蛍もきらい。』
「ツッキー嫌われてやんの‼︎」
『木兎もそこのトサカもきらい。』
「まじか!」
「俺とばっちりじゃん!」
「事件起こした張本人デショ。」
『私、赤葦と翔陽がいればいい。』
「ぅえっ!俺っ!」
『翔陽かわいーもん。私の癒しだよ。』
「じゃあ俺と付き合いますか?」
「「「え?」」」
『え?』
突然の赤葦の言葉にみんなが一斉に赤葦を見た。