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【黒子のバスケ:黄瀬涼太】愛の言ノ葉

第5章 マネージャー


「マネージャー志望です!お願いします!」


「オレは反対する理由がないから、笠松、お前が決めろ」


 夏休みは終わり、2学期が始まった。


 マネージャーになりたいという私の言葉に、監督の許可は出たが、バスケ部のキャプテンである笠松先輩の顔は厳しいものだった。


「花村、だったか…お前、本当にバスケ部のマネージャーになりたいんだな?」


 きっとこの言葉の真意は…"黄瀬涼太の彼女だからマネージャーになりたいんじゃないよな"だ、きっと……。


 私はこの人が、海常ブルーの4番を背負い、皆をまとめ、支え、皆が悔し涙を流してる時、1人、グッと堪え、その4番という重すぎる番号を大きな背中で背負いながら、インターハイという大きな大会の会場を後にする姿を見ている。

 そして、エース…涼太君のことを信じ、拷問とも言えるような苦しいあの時間を守り抜いた青の精鋭達…。

 "試合終了"その声がかかるまで、この人達は絶対諦めない。

 お互いを信じて、最後まで諦めることなんてしない。

 例え試合に負けても…その顔が汗と涙にまみれていても…あんなかっこいい顔を出来る人達なんだ。


 だから…私は、そんな人達を支えたいと強く思った。




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