第3章 夢の終わりと始まり。
食事を、食べ終えると、休憩がてらお店をめぐる。
お店の情報を集めるためにスマホをいじっていた蛍君が少し惚けた顔をする。
『蛍君、どうしたの?なんか欲しいものでもあった?』
「あ…いや……ちょっとトイレ行ってきますね?終わったら連絡するので適当にお店でも見ておいてください!」
そういい、蛍君は明らかにトイレとは違う方向に行ってしまった。
どうしたんだろう。
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蛍君はしばらくしてから帰ってきた。
何か考えてるんだろうけどあえて聞かない。
こういうときの蛍君は絶対言ってくれないから。
そのまま私達は先ほど行っていない方向に進み、園内を1周するとお城のある中央の広場まできた。