第2章 報告〜第3体育館の場合〜
「「「…え?」」」
その反応…
こっちが恥ずかしくなるから…
みんな表情筋が一時停止してる。
そして私と蛍君を交互に見る。
蛍君は頭を抱えている。
黒尾「ほう?」
木兎「ほうほうほう?」
急にニヤニヤしながら蛍君に絡みに行く2人。
赤葦「悪阻…ってやつですか…」
『うん。これでも少しは良くなったのよ?』
京治はカウンターに置いてあった鉄郎が作ってくれていたらしいオレンジジュースを私の前に出してくれる。
赤葦「おめでとうございます。本当は月島から夏乃さん奪うつもりだったんですけどね?」
『ちょっとけい…「本当ですよ?好きでしたよ?初めて会った時から。」
にこっと微笑みながら京治は話をする。
京治「まぁ、振られるの怖くて今まで言えませんでしたが…」
京治はカクテルを口に含むと色っぽい目をして私を見てきた。
京治「浮気したくなったら言ってくださいね?いつでも付き合いますよ?」
私の手を取りそっと薬指に口付けた。