第1章 兵長の愛し方
エレンside
エ「なんで……こんなこと……」
リ「なんで?……決ってるだろ……お前と2人だけの世界にするためだ……。そしたら、お前も他の奴に近づくことねぇだろ?」
兵長は俺に近づき、ナイフを首元に向けた。
エ「うっ……」
リ「俺から離れたら……お前を殺して、その後俺も死ぬ……死ぬときもあの世でもずっと一緒だ……」
怖い……こんな兵長……嫌い……
エ「やだ……」
リ「いや?何言ってんだ?お前、俺のこと好きなんだろ?知ってんだ……」
エ「嫌い……兵長のことなんか……」
リ「……そうか……だったら仕方ねぇな。」
兵長は俺のうなじに刃を向けた。
リ「1つ言い忘れてたな……お前の馴染み……まだ生きてるぞ。だがな、お前を殺せば、そいつらも殺す……」
エ「え?」
リ「それでもいいんだな……お前は……じゃあな……また後で……あの世でな……」