第1章 兵長の愛し方
エレンside
団長室の前に来ると血の臭いがキツくなった……
まだ新しい……
扉の下の隙間から血が流れ出てきていた。
エ「あ……あ……そんな……」
入ってはいけない気がした……
すると、部屋の中から足音が聞こえてきた。
逃げねぇと……俺も殺される……
俺は慌てて物陰に隠れた。
扉が開き出てきたのは……
リ「これで全員……いや、あと1人か?(笑)」
兵長?!
体中血だらけでナイフを片手にもっていた。
なんでこんなこと……
俺は息を潜めて隠れていた。
リ「エレン!どこだ!」
エ「っ!」
兵長は俺の部屋の方へ向かって行った。
俺は外に逃げようとそこから離れた。
誰か……誰かいねぇのかよ!?
その時、死体につまづき転んでしまった。
エ「いっ!!!っ!」
リ「ここにいたのか……エレン……」
エ「あ……兵長……」