第1章 兵長の愛し方
エレンside
ずっと歩いていくと、誰か倒れていた。
よく見ると、大量の血が流れていた。
エ「大丈夫ですか?!」
俺は近づき声をかけると、もう既に息をしていなかった。
エ「あ……うそだろ……」
周りを見ると……
エ「……何があったんだよ……」
そこら中に死体が転がっていた。
壁……床……窓……全て血だらけだった。
俺は全身の震えが止まらなくなり、動けなかった。
エ「団長…に…知らせねぇと……」
俺はなんとか立ち上がり、団長室まで向かった。
歩く道は死体だらけで吐きそうだった。
エ「う……」
気持ち悪ぃ……
俺はなんとか耐えて団長室まで向かった。