第1章 兵長の愛し方
エレンside
エ「ん……」
朝か……
俺は部屋から出て、廊下を歩いていた。
腰が痛い……
歩くのがやっとだった。
エ「う……」
昨日のこと思い出してしまった。
あんな兵長を見てたら……好きという感情がなくなってしまった……
近づいてはいけない……そんな気がした……
ハンジさんの言う事をしっかり聞いておけば……
何やってんだろ……俺……
それより……何かおかしい……
もう何十分も歩いたのに誰にも会わない……
それだけじゃなくてあまりにも静か過ぎる……
しばらくすると……
エ「う……この臭い……」
血!?
なんで?!
しかも、大人数……
俺は血の臭いのする方に向かった。