第1章 兵長の愛し方
エレンside
俺が目を覚めたのは医務室だった。
腹の辺りに重みを感じ見てみると、兵長が寝ていた。
エ「兵長!?」
リ「ん?エレン……起きたのか……」
兵長が運んでくれたのかな?
エ「兵長、ありがとうございます。運んでくれたんですよね?」
リ「あぁ……それより、もう大丈夫なのか?」
エ「はい……」
だめだ……昨日の夢を思い出す……
リ「?どうした?」
エ「いえ!なにも!」
リ「……お前、なんで倒れたのか……心当たりはあるか?」
エ「いえ……特に……ただ、首元に何故か痣が……それが気味悪くて……」
リ「気味悪い……」
なんて言ったか聞こえなかった……が……兵長はなぜか笑っているように見えた……
その顔は怖かった……
夢に出てきた兵長そのままだった……
エ「へ……兵長?」
リ「!すまない……今日はここで休んでろ……」
エ「分かりました……」