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Blue【気象系BL】

第7章 慟哭の夜に


バラエティーだったり、
ドラマだったり、
CMだったり、

個人の仕事が多くなるということは、
現場に頼る者がいないということでもあり、

当然、メンバーでの仕事のときより、
緊張感があった。


それでも、みんなが、それぞれの持ち場で、
精一杯頑張ってるんだと思う気持ちが、
俺たちの背筋を伸ばし、
やる気を煽ってくれていた。



そして、

それは、
俺たちにとっても、衝撃だった。


その記事が週刊紙に載ってしまうと分かり、
俺はひとり、事務所に呼ばれた。

携帯に呼び出しがあったその時は、
雅紀の家で、遅めの夕御飯を食べている時だった。


「えっ??そんなこと...
分かりました。すぐ行きます!」

俺の様子から、ただ事じゃないと思った雅紀が、
心配そうに聞いてきた。

「どうしたの?何があったの?」

不安気な彼に、

「智くんが、トラブったらしい...
今から、マネージャーが迎えに来る。」

俺の表情から、
事の大きさを感じ取った雅紀は、

俺も行くから、
とは言わず、

「わかった」

と、ひとこと言っただけだった。



程なくしてマンションに来た、
マネージャーの運転する車にのって、

俺は、事務所に向かった。




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