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Blue【気象系BL】

第31章 僕が僕らしくあるために


【翔side】

俺なりに考えた結論へとたどり着き、
決心した。

だけど…

いつ、どのタイミングで
智に伝えたらいいのか…

毎日そればかり考えていた。



受け入れないかもしれない…

恐らく受け入れられないだろう

始めは、俺の言葉を理解しないかもしれない

怒るかもしれない…
泣くかもしれない…

それは覚悟の上だ。

他のメンバーに
相談してみようとも思ったけど、

やっぱり俺たちのことだ。

最終的にはもちろん
嵐のことになってくんだけど、

取りあえずは俺と智のことだから…

智を説得しないと…

だけど………


悪戯に、時間だけが過ぎていった。



「翔ちゃん、俺、明日急に休みになった」
「そっか」
「明後日も休みだし…」
「うん…」
「その次も休みだったから、3連休」
「良かったじゃん…」

「……翔ちゃんは?」
「え~?俺~?」

智は知ってるんだ。

俺も休みだってこと…

大方智のマネが話したんだろう…
まあ、別に口止めしてなかったしね(^^;


しれっと本に目を落としたまま、
智の期待感たっぷりのキラキラした笑顔に気付かない振りして、コーヒーカップに口を付けた。


「……ねえぇ~、翔ちゃ~ん♡」

智は、釣れない俺に怯むことも無く、妙に甘えた声で後ろから首に両腕を回して来た。


こういう時は、凄く嬉しい事があった時だ。

いつものことながら、
分かりやすいよな…兄さん…


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