第29章 君と紡ぐ時間
「翔ちゃ~ん、起きてよ…ご飯だよ!」
……
「ちょっとぉ~!もう起きないと遅れちゃうでしょ!」
………
「……もお~///」
そう言った智は、小さく舌打ちしてから、
ベッドに登って来た
↑分かってんなら起きろや!!
……何してくれんのかな~?
おはようのキッスかな~♡
↑絶賛ワクワク中
「お・は・よ!!」
俺に馬乗りになった智は、
俺のほっぺたを左右にぎゅ~っと引っ張った。
「っででででっ///や…めで…」
「何度呼んでも起きない翔ちゃんが悪いんでしょ~?自分で9時に起こして…って、言ったくせにさ…」
腹の上に馬乗りになった彼は、直ぐ近くまで顔を寄せて頬を膨らませている。
全く///朝から可愛いぜヾ(≧▽≦)ノ
「せっかく、ふわっふわのオムレツ焼けたのにさ、ふわふわじゃなくなっちゃうでしょ~?」
「………」
じーっと見つめると、智は膨らませた頬を戻し、手を離した。
智が抓っていたところがジンジンと疼いた。
全くさ、加減しろよな…
「な、何で黙ってるの…?」
「え~?いや、今日も変わらず、可愛いな~って思って♡」
「はっ、はあぁ~?な、なに言ってんだよ、朝から…」
そう言いながら、パッと赤くなった智は、
急いで俺の上から逃げようとした。
そうは行かないよ~♪
仕掛けたのは、お前の方だぜ〜(^∇^)