第5章 キミの笑顔が見たいから

今度は、いきり勃つ俺自身にローションを垂らし、

彼の蕾に何度か擦り付けた。

俺の目を見つめる潤んだ瞳...
その奥に、
僅かな怯えを見つけた俺は、

「大丈夫だから...ゆっくり、息吐いてみて...」

雅紀が、俺に言われたように、
深く息を吐いたその瞬間、

徐に、
ソコに俺自身を埋めていった。

「...んん..」

苦痛なのだろう、
顔を歪める雅紀...

それでも、
俺の顔を見て、ニッコリ笑いながら、

「...しょうちゃん..もっといいよ...
全部、イレて...」

額に汗を滲ませながら、
そう言う雅紀が意地らしくて、

「..じゃあ、いくよ..」

俺は、彼の身体を抱き締めながら、
最奥まで、俺自身を埋めていった。


「雅紀...大丈夫？」


彼はそれには答えず、
俺の首に腕を回し、

「...キス...して..」
と言った。

雅紀の唇は、熱く、震えてえた。

優しく、上下の唇を交互に啄み、
軽く吸った。

焦れったいのか、
彼の方から唇を強く押し付け、
舌を差し込んできた。

それを合図に、
俺は、ゆっくりと、
動き出した。