第28章 Blue in Blue....
今日は『しやがれ』の収録日。
.....そう、智がついに、
俺のための誕生日プレゼントを
作ってくれた。
どんなものなのか、
智は全く教えてくれなかった。
1日そのためのロケに行ってたのは
知ってるけど....
どこに行って、何を作ったのか、
「ヒントだけ、ちょうだい//」
って食い下がってみても、
「だ~め!楽しみにしててよ♪
そうだなぁ~...ヒントはね、
翔ちゃんだけ、特別だってこと❤」
それじゃあ、分かんねーよ/////
......からの。
.........缶詰めってさ...( ̄▽ ̄)
他の3人には、スゲー苦労して
手作りの、所謂『らしいもの』
作ってて、俺は食べたら終わりって...
スタジオでVTR観ても、
智が赤貝の焼きたてや、大トロ食べて
喜んでるようにしか、正直見えないし....
俺は収録で、どんな顔したらいいのか、
実は考えてたわけよ..
デレッと嬉しそうなのも、
なんか、やだし、
でも、ホントは嬉しいし...
リアクションとか、
ワイプで抜かれるから、
いろいろ想定してたのに...
缶詰め...いいよ...旨かったしね。
有り難く頂戴しますよ~(^^;
まあ、どうせ家で半分は智が自分で
食うことになるんだろうけど(-.-)
それにしても、松潤///
金の缶開けるときに
「指輪とか入ってんじゃないの~?」
って。
.....やめてくれよ(〃∇〃)
急にブッ込まれても、
対処の仕方に困るからさ~//
中身は智の写真とメッセージ、のみ。
そっと閉じて戻す俺に、
もう1回見せて、
「指輪入れときゃよかったぁー///」
って、しっかり乗っかるけど、あなた..
思わず1.5秒くらい、
見つめあっちゃったじゃんか!!
お前ら3人も!
ニヤニヤしてるんじゃないよ~//
.....その日の夜。
俺たちは帰ってから、オシャレな赤身の
オリーブ油の缶をつまみに、
母親のくれたワインを飲んだ。