第24章 On Special Day !!
その時、彼の携帯にLINEが...
あっ!!
ヤバい!!!
ベッドヘッドにある携帯を取って、
画面をのぞこうとする彼を、
止めることができなくて...
「あっ...ニノだ!
おめでとうだって」
...うそ~ん(´д`|||)
俺が1番先に言おうと思っていたのに...
拗ねて項垂れる俺には気付かず、
翔ちゃんは次に着たLINEを開く。
「松潤だ...誕生日おめでとうだって...」
「......」←もはや、ショックで放心状態..
「相葉くんも...Happy Birthday...って」
.........チ~ン( ̄^ ̄)
「あれっ?智、ど~した?」
もう知らない...翔ちゃんのバカ!!
何も今そんなの見なくたってさ...
拗ねて、彼に背を向け、
布団を頭から被ってやった。
すると、
その中に入り込んできた翔ちゃんは、
俺を背中からきつく抱き締めた。
それでも、黙っていると、
「智.....大トリは、智でしょ?」
って...
俺は、ゆっくり振り返って、
布団から顔だけ出した。
目の前には、大好きな翔ちゃんの、
キラキラな笑顔...
大きな丸い目が、俺を見ていた...
「...お誕生日..おめでと❤」
「フフッ...ありがと♪さ~とし❤
最高の誕生日になったよ...」
...ぐすんっ...
「泣くなって//」
「翔ちゃん!!大好きだよ~///」
布団の中で、これ以上ないくらいに、
ぎゅうっと抱き締めてもらい、
俺の心は、幸せで溢れた。
翔ちゃん...
おめでとう。
これからも、君の隣で、
おめでとうを言わせてね♪
そして...
来年こそは、1番に言ってやる!
こうして、櫻井翔、
34歳最初の夜は更けていった。