第24章 On Special Day !!
【 翔side 】
24日の予定を智が聞いてきた。
昼間はテレビ誌の撮影があるけど、
その後、夕方からは空いている。
...で、月曜日の昼間まで、
一緒にいようって...
あのさ。
見え見え過ぎるその誘い、
俺はさらっと、
気付かない振りして、OKしたけど...
.....誕生日...でしょ?
智がさ、
わざと、何も企んでませんよ的な
顔してるから、
俺も乗ってやった。
さて、何してくれるのかな?
「智は、仕事ないよね~?
じゃあ、先に俺んち来てていいよ」
「分かった!ご飯の用意しとくよ///」
すげー嬉しそうな顔してさ。
ほんと、可愛いヤツだよ❤
俺は、彼が祝ってくれる誕生日を、
楽しみにしていた。
当然さ、
夜は盛り上がっちゃうでしょ?
何気に、彼、イベント好きだしさ...
意外だけど。
俺は、5人で行った千葉の温泉を思い出した。
5人で一緒に......
思い出すと、恥ずかしい...
それに、
俺の、初めてのさ...
.........
「何、赤くなってるんです?」
後ろから松潤に声を掛けられて、
飛び上がりそうになった。
「赤くなってないよ~...
いきなり登場すると、びっくりするだろ~!」
テレ隠しに唇を尖らせると、
「じゃあ、今から登場しますって、
電話でもすればいいの~?」
松潤は、なんか、
分かってるっぽくニヤニヤしている。
「引っ越したら、俺らも呼んでよ~、翔さん」
「おう~///来てよ来てよ」
「相葉さんが、ふたりのマンションで
運動会するって、張り切ってたし...」
「......運動会..なんだ、それ...」
何気に、みんな、
楽しみにしてくれてるんだな...