第24章 On Special Day !!
「そう言えばさ~、翔ちゃん
事務所に呼ばれてたけど、
リーダー、聞いた?」
「えっ?ほんとに?」
「聞いてないんだ...じゃあ、
単に仕事のことかな~」
ニノは上手にはぐらかしたけど、
なんか、違う気がする...
呼び出しって、滅多にないし、
しかも一人なんて...
俺とのこと、なんか言われるのかな?
もしかして、翔ちゃん家に、
お泊りしたことが、バレて、怒られたとか...
「リーダー...そんな難しい顔してないで!
早く、飲もうよ!」
「あ...うん...」
俺は、せっかくの二人の気持ちに、
精一杯の笑顔を作ってみた。
「そうそう、相葉さん...アレ」
ニノが何やら、相葉くんに目くばせした。
「あ~、そうそう、
いいもん持って来たんだ~♪」
そう言いながら、相葉くんは紙袋を俺に渡した。
「なに?..これ..?」
「開けてみてよ♪」
中に入った白いビニール袋から、
出てきたのは、
紺色のヒラヒラしたやつと、
白い...エプロン?
「...これ..?」
「そう!メイド服だよ♪
1月25日に、リーダーに着て貰おうと思って」
その日は...
言わずもがな、翔ちゃんの34歳の誕生日。
その大切な日に、
紺のヒラヒラ...メイドって、さ...
「エロいの翔ちゃん好きだって!」
「あなた、絶対似合うから!」
........
「..そう..かなぁ....」
白いエプロンで
翔ちゃんの前に立つ自分を想像して、
....ヤバイ..顔が、
にやける...(*´∀`)