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Blue【気象系BL】

第24章  On Special Day !!


【 翔side 】

「今日、事務所に寄るように、
言われてるんで、お願いします。」

仕事帰り、マネージャーに言われ、
一瞬ドキッとしたけど、
話したかったのは俺も同じなので、

『いよいよか...』と
覚悟を決めた。


暫く待たされて、
慌ただしく入ってきた彼女は、

ソファーに座るなり

「大野とは、その後どう?」
何の前置きもなくそう聞いた。

「どうと、言うと?」

「続いてるのか?って聞いてるの..」

彼女の口調は、苛立っている、
というより寧ろ、
早く返事を聞きたい、という感じに
早急だった。

「一緒に暮らしてはいません。
でも、暮らしたいとは思っています!」


真っ直ぐに彼女の目を見て答えると、

「そう...」
少しだけ笑みをこぼしてから、
彼女が俺にA4の封筒を出してきた。

「....見ても、いいですか?」

恐る恐る中を覗こうとすると、


「マンションの契約書。
後は、ふたりのサインをして、
印鑑を押せば良いようになってるわ!」

「えっ!?」


「色々相談しないで、悪かったけど、
どこよりもセキュリティの完璧なところ、
そう思って探して貰ったの。

ふたりで暮らしたいなら、そこに住むこと、
それが、条件よ!」


今まで、

離れて暮らせ、と言われてから、
全く放置されていたと思っていたので、
正直、驚いた。


あまり話が進展し過ぎて、
あたふたしている俺に、

彼女は真っ直ぐにな視線を向けて言った。


その言葉は、本当に
嬉しいものだった。



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