第23章 これから行く道
若干太陽が黄色く見える朝、
帰るまでの時間、
俺たちはゲレンデに出てきた。
今日は俺も始めからみんなと一緒に、
行動できそうだ。
嬉しいような、
ちょっと、寂しいような....
何度目かの4人乗りリフトで、
俺は、翔ちゃんと小林さんと、
田中くんと乗った。
するとだ。
「で?式は、いつ頃になりそう?」
と、田中くんに....翔ちゃんが..
...えっ??....式って...?
「今年の秋..サクショー絶対来いよ!
....よかったら、大野くんも♪」
「ホントに♪ふたりで来てね!
で、『愛を叫べ』歌って♪」
小林さんも笑顔で言う。
「えっと、式って...あれ..?」
...聞いてもいいよね...?
「そっ!こいつら、結婚すんだよ~♪」
自分のことみたいに、
嬉しそうに話す翔ちゃん。
「歌は止めて、マジで!
あっ、智も一緒ならいいかっ(^^)」
.....いつの間にか、結婚式で
歌うことになりそうだけど.....
それよりも。
櫻井翔...
知ってて、わざと俺に伏せたんだ..
ふたりのこと。
俺が、やきもち妬くの、分かってて...
......性格、悪っ///((( ̄へ ̄井)
俺の隣で屈託なく笑う彼が、
ちょっと、憎らしい....
憎らしいけど..
......好き❤
そんな感じで、
俺たちは楽しくスキーを満喫し、
帰途についた。
身体は、慣れないスキーと、
夜の悪魔のせいで、くたくただけど、
心には、爽やかで、
清々しい風が、吹いてる感じだった。