第23章 これから行く道
【 智side 】
......もう、いっかな?
許してあげるよ...
だって、
翔ちゃんの大学時代に、
俺はいなかったわけで、
こんなカッコいい彼を、
女の子がほっとく訳もないしさ...
悔しいけど。
ひとつだけよかったのは、
元カノの小林さんが、
いい娘だったってこと。
...無駄に巨乳なことを除けば、
↑何気に、そこ、拘わる...
綺麗で、優しくて、
押し付けがましくないって、
賢そうで、わきまえてて、
(実はすげー高評価//)
文句のつけようがないくらいに、
素敵な人だった、ってこと。
翔ちゃんの隣にいたのが、
あの娘でよかった。
「..んっ..はぁ..」
落とされたキスはいきなり深くて、
息をするのを忘れてしまう。
長く激しいキスの後、
俺を見つめながら、
「やきもち、嬉しかった♪
妬いてる智も、超可愛い❤」
目を細めてそんなこというからさ、
俺の乙女なハートは鷲掴みだよ///
「今は、智だけだっ..て、言って!」
「..フフッ..何だよ、それ..」
「言って!」
「..........智だけだ。
今も.....これからも❤」
「.......翔ちゃん/////」
涙が浮かんできて、
恥ずかしくって、彼の胸に顔を埋めた。
そんな俺の髪を、翔ちゃんは何度も何度も、
優しくて撫でてくれた。
...........
「智。今日はいいもん、
持ってきたんだぁ♪ピンクのアレ...
今夜は、智に使っちゃる❤」
.....えーっ!!!!
思わず顔を上げると、翔ちゃんは
すげーやらしい顔でニヤニヤしてた。
........悪魔だ/////