第23章 これから行く道
心を込めて、
愛情も込めて、ご奉仕した。
その途中でそっと彼を仰ぎ見ると、
翔ちゃんもじっと俺のことを見ていた。
その熱っぽい潤んだ瞳に、
俺は張り切って、もっと奥まで、
彼を咥えこんだ。
「...さとし..いいよ...もっと..」
............翔ちゃん、
どこで、覚えてきたの..?
そんなやらしい言い方と..顔...
今度の役は、AV男優の役だっけ?
そんなエロい言葉と表情に、
当たり前の顔して、
俺のアイツも勃ち上がった。
そんなんじゃ、
ご飯に行けなくなっちゃうから、
俺は、それを無視して、
翔ちゃんのに、一生懸命専念した。
..............
そんな風呂場の情事など、
全くなかったような、涼しげな
アイドルスマイルで、
俺たちは、夕食の会場へ向かった。
みんなも風呂に入ったのか、
俺たち同様、浴衣姿でやって来た。
「大野く~ん、こっち~♪」
彼女に手招きされ、俺は、
翔ちゃんと元カノの間に座った。
「ハイ!翔くん、ビール。
こっちは大野くんね♪」
甲斐甲斐しくも、彼女は気が利き、
よく動いた。
.....んでさ。
私服だと分かんなかったけど、
浴衣なんか着ると、
胸がさ.....こんなに、あったんだ...
細身に似合わないくらいの、
俗に言う、巨乳...って感じで。
スキー場では全く感じなかった、
大人の色気が...
なんか、いい匂いもするし.....
......この胸...
翔ちゃんが、
揉んでたのかなぁ....
....なんだよ..結局さ、
好きなんじゃね?....そーいうの..
や~らし...(# ̄З ̄)