第21章 メリクリ!!
【 智side 】
「折角だからさ、脚の毛、
剃っちゃおうよ♪」
「マジでぇ?」
そう言いながらも、翔ちゃんが
喜んでくれる顔を想像し、
俺もにやける(〃ω〃)
相葉ちゃんの次に、脚に泡をつけ、
剃刀をあてると、
泡の下から、女の子みたいな
つるんとした脚が現れた。
自分で触っても、ちょっと、
気持ちいい...
早く、翔ちゃんに撫でてもらいたい!
俺たちは、ふたりで
あーでもない、こーでもないと
バタバタしつつ、
何とかミニスカサンタに変身した。
細い肩紐のワンピースは胸元も
開いてるけど、
その上から、短いマントみたいなのを掛け、
ツルツルの脚には、
膝より長い靴下を履いた。
薄い茶色のウィッグを俺が、
相葉ちゃんは金髪.....
我ながら、結構、イケてる♪
「いい、かなぁ?」
相葉ちゃんに確認すると、
「すげー可愛いよ、リーダー♪
翔ちゃん、鼻血もんだね、きっと!」
「相葉ちゃんだって、
女の子よりも可愛いよ!」
俺たちは鏡に向かって、
笑顔の確認をしてから、
リビングに向かった。
ドアを開けると、
ふたりが同時に振り向いた。
.....振り向いて....
...........
「ちょっと!!何か言ってよ!」
相葉ちゃんも赤くなって言う。
「....可愛い...」
ポカンと口を開けて、
翔ちゃんから、やっと出たのは、
その一言だった。