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Blue【気象系BL】

第20章 君が好きだから


俺の肌に触れる君の指が、

少しずつ動いて、
俺の敏感なところを、掠めていく。


…焦らさないでよ...


震えるほど、
君が好きで、

そんな君に、
触れてもらえる喜びで、

ただそれだけで、

涙が、溢れてくるんだよ。


「泣かないでよ...智...」


低い、少し掠れた声が、

俺の欲情を煽る。



「翔ちゃん...好きだよ…」


どんな言葉でも、
違う気がしてるんだけど、

でも、伝えずにはいられない。


翔ちゃんの手と、俺の手で
与えられた刺激で、

もう限界が来ているわけで...

「..や..あっ..ぁ..もう..
..出そう...」


...もうすぐ...と言うその時、

手を離した翔ちゃんは、

「後は、智が...して...」


......え..

急に突き放されて、

涙が一滴、零れ落ちた。


でも...もう、
止めることなんかできなくて、


恥ずかしくて、
消えてしまいたいという思いで
真っ赤になってる俺は、

そのまま、自分で扱き続けた。


「..あ..あ..あっ..やぁ.」


「...さとし...最高に、やらしいよ...」


翔ちゃんが見てる...


それが、俺の気持ちを、
更に昂ぶらせているってことに、


この時の俺は、

もう気づいていた。


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