第20章 君が好きだから
「..あ..ん..やめ..しょお.」
息ができなくて、
頭の芯が痺れてくるころ、
彼は少しだけ離れて、
俺の顔を見ながら、
「また、元気になってきた♪」
と言った。
......そうだよ..
俺と翔ちゃんの手で、扱かれて、
また、勃ったよ...当たり前だろ!
5日振りなんだから///
↑しつこいほどに、根に持ってる!
おまけに、そんな激しいキスだって...
恨みがましい上目遣いで見上げてると、
それまで、
意地悪っぽかった翔ちゃんの目が、
フッと変わった。
「...ごめんね..一人でするほど、
ほっといて...
一緒に暮らしてるのにね(^^;」
「違うよ!...いいんだ!
だって、翔ちゃんは、忙しいし...
そんなの俺...全然..」
「全然じゃないから、
先に始めてたんだろ~?」
......そうでした(ーー;)
言い返せないでいると、
翔ちゃんは、
ゆっくりと顔を近づけて来て、
俺のおでこに、そっと口づけた。
「淋しい思いさせた分、
今夜は、うんと可愛がってあげるね...」
......しっ..心臓が..////
「フフッ...そんな、
期待した顔すんなって(^^;」
潤んだ目で、見上げてる俺に、
可愛いくテレた翔ちゃんは
顔を反らせながら、そう言った。