第19章 誕生日、おめでとう!
こうして、
可哀想に...
ニノを、二人の野獣が
好き放題しているとしか見えない、
そんな彼らと...
それに少なからずも、煽られて、
認めたくないけど、
いつも以上に盛り上がった俺たちと...
なんだかんだ、
静かになるのは同じタイミングだった...
つーか。
そっちは、ふたりなんだから、
俺たちより、早いよな///
息を整えながら、余韻に浸る俺達は、
お互いが肌の温もりを確かめ合うように、
抱き合っていた。
そして、隣は...
......意識を飛ばして横たわるニノと、
満足顔の二人の野獣が、
重なり合うようにくっついていた。
...今更だけど。
ホントだったんだ。
......もう、何があっても、
驚かない気がするよ、俺...
あなたたちのお陰で。
「智...風呂、行く?」
「うん...一緒に入ろ❤」
俺と智が、彼らをおいて、
露天風呂に行こうとすると、
その背中に、相葉くんが声を掛けた。
「リーダー。俺たちからの
今日最後のプレゼント...
風呂に入ったら、
南側の寝室に行ってみて!」
「南側??」
すると松潤が、
「夜は、まだまだ長いよ...
...Happy Birthday!!」
何があるんだろう...?
期待より不安が少し勝るけど、
俺たちは、3人の気持ちを受け取りつつ、
2人で風呂に向かった。