第19章 誕生日、おめでとう!
ニノの唇を奪い合うように口づける、
相葉くんと松潤...
2人の舌を受け入れるニノの口から、
苦しそうな声が漏れる。
...一体全体、どうなってるの??
混乱したまま、目の前で繰り広げられる、
3人の情事から、
俺は目を離すことができなくて...
すると智が、
「翔ちゃん...いつまで、見てるの~?
...俺たちも♪」
と俺の腕を掴んで、上目遣いで誘ってきた。
...そうだよ!
こいつらに惑わされちゃいけない!
今日は智の誕生日だし。
まずは、念入りに彼を『愛したい❤』
幸いなことに、隣の彼らは、
自分たちのことに夢中みたいだし...
隣同士で...っていうのが、気になるけど。
......行くぞ、櫻井翔!!
俺は、彼の腰に手を回して、
身体ごと引き寄せ、
唇を重ねていった。
智から、甘い声が漏れるのを合図に、
彼の身体を、再びベッドに横たえた...
隣のニノは、ふたりに剥かれて、
すでに全裸で...
彼を攻める二人の浴衣が、
全く乱れていないのも、
逆にエロくて、
犯罪の香漂う、卑猥な光景だった。
「..智..好きだよ..」
絡めた舌を一瞬解いて、そう呟くと、
智は、熱っぽい潤んだ目で、
「..俺も..好き..大好き//」
としがみ付いてきた。
...ホントはね。
誕生日のプレゼント、
用意してたんだけど...
この後で、いいかな...
今は、この『王様ゲーム』の延長戦を、
楽しまなきゃね!