第19章 誕生日、おめでとう!
車寄せに入るなり、
出迎えの人の指示で、
別の入り口に誘導された。
話が通っていたらしく、
他のお客さんに全く会うことなく、
俺たちは離れの部屋に通された。
そこは、
まさに、「Theリゾート旅館」
とでもいうのか、
俺たち5人で泊まることさえ、
申し訳ないほどの、
大空間が広がっていた。
中庭的な場所には、
テラスから行ける露天風呂が2つもあり、
ベッドルームは3つあり、リビングも、
おしゃれでセンスのいい
調度品で固められていた。
「いいじゃん!相葉くん!
凄いとこ知ってるね~(^^)
さすが、千葉県民だね」
興奮気味の俺がそう言うと、
「でしょでしょ!!
いつか来たいって、思ってたんだよ~。
やっと叶った...
ニノ、ニノ!見てよ!
富士山見えるよ~」
「落ち着いて、ホント...」
と言いながらも、
ニノは相葉くんに肩を抱かれ、
テラスで海の向こうの富士山を眺めている。
...おやおや..何だよ..
なんだかんだ、ラブラブじゃん///
...智は...?っと...
荷物を置いて、智を探すと、
松潤と二人で、
他の部屋を探索中だった。
えーっ//
何でそこが一緒なの~(-。-;)
ちょっと膨れたけど、
まあ、松潤も独りじゃかわいそうだし、
今日は5人で楽しもうって
思ってきたんだから...
俺は、気持ちを切り替えて、
2人の探索に合流した。
だって、流石に肩組んでるとこには、
混じれないでしょ(^^;)))