第19章 誕生日、おめでとう!
今日は相葉くんと二人で、
TV誌の仕事。
都内の撮影所で、X'masケーキを焼く、
という企画もの。
セッティングの合間の空き時間、
「最近どう?」
と相葉くんが振ってきた。
「どうって、仕事?」
すると彼はニヤニヤ笑って、
「リーダーと♪...相変わらず、
ラブラブっぽいよね~」
「何だよ..それ。まあ、普通だよ」
すると相葉くん、凄い深刻な話でも
するみたいに、耳元に近づいてから、
「リーダーの首にあった、
キスマーク、俺、見ちゃった~♪」
「ぶっ///」
俺は思わず、飲んでいたコーヒーを
噴き出した。
「あ~も~..翔ちゃん、何焦ってんの?
ゆっとくけど、気付いたの、
松潤だからね!」
「...えっ?そっ、そうなの?」
...それを相葉くんが知ってるってことは...
もちろん.....
「ニノなんてさ、翔さんって、
盛り上がると、そんなことしちゃうんだね~
...意外...だって(^^)/」
......すみません(-.-)
後先考えなくて、ホントに(-.-)
...返す言葉がない俺に、
相葉くんは、
「でさ?リーダーの誕生日は、
どうするの~?」
と、話題を変えてきた。
(おっしゃー!!)
内心ほっとした俺は、つい、
考えてることを、彼に話してしまった。
「うん..温泉でも、行きたいな~♪
って思ってるんだけどね~..」
すると、キラキラした目で、相葉くん、
「温泉??俺予約してやろうか?
千葉でよければ、隠れ家的ないいとこ、
あるよ~♪♪」
俺を見て、彼は嬉しそうに笑った。