第18章 それは、ちょっとした行き違い
ほらね...
......もうそこからは、
堪らないとばかりに雫が溢れて、
俺のグレーのパンツにシミを作っていた。
羞恥にギュッと目を瞑る俺に、
「智のやらしい汁が、こんなに
濡らしちゃってるね♪」
...ちょっとお道化て可愛く言っても、
言ってること、もうエロ男爵ですから///
...どっかで聞いたことあるな...
耳まで真っ赤にしながら、
「お願い...翔ちゃん...」
精一杯のおねだりしてみたのに、
目の前にいる、ベビーフェイスの悪魔は、
「だってさぁ、まだ筆でこちょこちょ、
してないじゃ~ん♪」
.........(-.-)
もうさ、
いいから。
...好きにしてください。
ため息とともに、
諦め顔で横を向いた俺に、
「じゃあ、もう抵抗しないでよ!」
と言いながら、
シミのできたパンツをゆっくり脱がした。
あのさ...さっきから、
抵抗なんてしてないじゃん///
パンツから、
予想通りに飛び出した俺自身...
「おっ!智くん、元気いっぱい!!」
「...バカ!!」
返す言葉も見つからない。
だってさ、
ホントはね...
絵筆の刺激で、
いつも以上に感じちゃってる。
バレバレ....なんだろうね、君には。