第17章 HAPPY HELLOWEEN!!
「いや...それなんだけど、さ..」
「唐揚げなんて、おっきくて、
超美味そうなんだけど..」
「あ~...それさ、実は、
唐揚げ屋さんのなんだ...他も、
商店街のお総菜屋さんで...
俺が作ったのは、シチューだけなんだよね...
ホントに、ごめんね。
俺が作るなんて、
偉そうなこと言ったくせに...」
俺の告白に、
始めキョトンとしていた智だったが、
「よかった~!逆にこれをみんな、
櫻井翔が作った、って言ったら、
別のこと、疑うとこだったよ...
女の子に教わったんじゃないか、とか...」
智は、笑顔でそう言って、
「食べよ食べよ。
俺お腹空いちゃったし...
夜のために、
体力付けとかなきゃ!...でしょ?」
....キュ~ン(本日は、1回目)
ワインで乾杯し、
智は俺の少しだけ焦げたシチューを
うまいうまい、とおかわりしてくれた。
「はい、翔ちゃん、あ~ん❤」
智が口に入れてくれた唐揚げは、
口に入りきらず、
思わず吹き出してしまい、
智は、腹を抱えて大笑いした。
......幸せって、
こんな景色のことなのかもしれないな。
すると、突然。
「ねえ、翔ちゃんも、
白いタイツ履いてるよね?
俺と、同じの?」
「うん、そう。結構きついよね?
...それより智、下着も着けた?」
「うん...だって、置いてあったから...」
......
「今、想像したでしょ?
や~らしんだ(^◇^)」
「もう!!見たい見たい見たい!!」
「あ.と.で.ね❤」
.......キュ~ン(本日2度目)