第16章 新しい愛のカタチ
「えっと...それは、つまり...」
「ダメ?」
...えっ?...
そんなさ、上目遣いで見たってさ、
いつもみたいに「仕方ないな~」なんて、
簡単には...ねぇ~...?
叶えてやりたいのは、山々だけど。
俺は、頭の中で、
智にやられてる自分を想像してみた...
...してみた......
できねーよ//////
智に組み敷かれて、
あんあん❤ヨガっちゃう俺......
考えただけで、顔が、赤くなる...
彼に返す言葉が、見つからないまま、
百面相をしている俺に、
智の方から、補足的説明と、
驚愕の新事実が...
「あのさ、シテもらうの、
凄く気持ちいいの...
『愛されてる』って、感じるし。
今まで、経験したことのないような...、
上手く言葉では言えないけど。
とにかく、快感...っていうの?
それ、翔ちゃんにも、知って欲しいし。
...俺も一応男、だし...
好きな人を、抱きたいって気持ちも、
ある....つーか...
いつもと交代するだけじゃん!
簡単なことでしょ?
ニノたちもそうしてるって、言うし...」
......
......... ...あれっ?
今、しれっと、変なこと言いましたよね?
私の聞き間違いでしょうか?
......
今、あなた、『にの、たち』
って...そう言いましたか?