第16章 新しい愛のカタチ
それは、何の前触れもなく、
突然、俺の前に突き付けられた。
驚きの急展開と新事実のお話。
↑前振り、長い!
『腰が抜けた』
『ハトが豆鉄砲』これは、少し違うか...?
『天変地異』
『青天の霹靂』
まあ、とにかくだ、
平たく言ってしまえば、
心底、びっくりした。
...と云うところだろうか?
この日は、いつものように、
仕事終わり、
マネージャーに送ってもらい、
買い物をしてから、帰ってきた。
それから智と二人、夕ご飯の仕度をしていた。
今夜のメニューは、キムチ鍋。
もう、そんな季節でしょ?
...ということは、当然...
「もうすぐ、智の誕生日だね?
プレゼント、なんか欲しいものあるかな?
あったら、早めに教えて~?」
「...何でも、いいの?」
彼は、欲しいものが、
もう決まっているらしかった。
それ自体が、まず少し驚きだ。
誕生日自体を、忘れてた!...
な~んて、言うんじゃないかと
思っていたから。
「おう!もちろんだよ~(^-^)
何でも。ゆってみてよ♪」
「...ちゃん...」
「は?聞こえなかった!!
もう一回行ってみ~」
「翔ちゃん...」
「へっ?俺?」
「うん、そう...」
俺は、少し驚き、答えに困った。