第15章 おいでよ、愛しい人…
不意に来たソレに、
一瞬智が嘔吐く。
涙を浮かべて、俺を睨んだ後、
彼は仕返しとばかりに、
ソコに軽く歯を立てた。
「..んんっ///」
俺の歪めた顔に、満足した彼は、
手で扱きながら、俺自身を口と舌で舐め上げ、
時に尖端を強く吸った。
「...智..それ、ヤバい..
..もう..」
「いいよ...出してあげるよ..」
彼は、激しく口を動かし、
反射で逃げようとする俺の腰を、
両手で引き寄せた。
「..ああぁ..出るよ..イク///」
......
彼の口に、俺の熱のかたまりが吐き出され、
最後の躍動が終わったのが分かると、
ゆっくりと口を離し、
ワザと俺を見ながら、喉を鳴らして
ソレを飲んで見せた。
その顔が、例えようもなく妖艶で、
口の端から、唾液と共に白い液が伝わるのが、
堪らなくエロくて...
思わず息をのむ...
彼は、いつから、
こんな顔するようになったんだろう...
『めちゃくちゃにする』筈が、
すっかり彼に翻弄されてしまっている。
でもね。
一回だして、落ち着いたからさ。
「今度は、お返しね♪」
そう言いながら、体制をクルリと入れ替え、
上から覗き込むように、彼の顔を見ると、
期待しているのか、
眉を下げて、俺を見ていた。
さっきの悪魔とは、まるで別人...
天使のようで、子どものようで、
これから、いけないこと、
しますよ..的な気持ちになる。
...頼むから、その顔、
止めてくれ///