第12章 君の全部を教えて...
何度も....
彼の歯が、俺の敏感なところを、
優しく噛む。
その度に、無意識に身体が跳ねる。
その反応に気をよくして、
ニヤニヤ、やらしく笑う彼。
...そんな顔も、堪らないんだけど.....
「すけべ...」
そう言ってやると、
「もっと、スケベなことしちゃおっかな~」
と、目を細める。
「...いいかな~?」
「えっ?...えっ?
いい...とも..?」
途端に翔ちゃんは吹き出した。
真っ赤になる俺に、
「智、最高!超かわいい❤」
そして、胸から下の方に口を滑らせ、
勃ち上がった俺自身の尖端に舌を差し込んだ。
不意に来たその快感に、
俺の背中は弓なりになる。
片手で上下に扱きながら、
尖端を抉じ開けるかのように...
尖らせた舌が、
俺の全身を痺れされ、
俺は無意識に腰を揺らしてしまう。
「智、...これ、好きだよね♪」
「...好き..だけど...ダメ..
変に..なる..」
すると、翔ちゃんは、
もっと激しく、舌先を使って、
敏感になった先を舐め上げる。
「...やっ..あっ...それ、無理....」
「無理、じゃないでしょ?..
それ...何?」
閉じてた目を、ゆっくり開けて彼を見る。
そして、
「...それ..もっと..シテ...」
......
こうして。
彼に落ちた夜は、
甘く淫らに、
更けていく.....