第10章 My sweet darling
風呂場での、甘い情事の後、
ベッドで彼の胸に凭れた、俺。
...いつもここは、
なんて、安心するんだろう...
明日はレギュラー番組の特番があって、
午前中には入らないといけない。
もう、寝なきゃいけないのは
分かってるんだ、
けど。
何だか、身体が火照って、
寝付けない。
風呂場での翔ちゃんを思い出して、
....熱くなる。
翔ちゃんは、目を閉じていて、
おそらく、寝落ち寸前。
なんか、俺ばっか、
悔しい。
...涼しい顔して、
よく、寝れるよね(# ̄З ̄)
俺は、パジャマの上から、
彼の胸の粒を撫でた。
.....反応なし...
もう一回やろうとして、
ぱっと手首を掴まれた。
ビックリして彼の横顔を見ると、
目を開けて、
俺を睨み、
「智!」
....怒られた(´・ω・`)
「もう、寝ないと...」
子どもに言い聞かせるみたいな翔ちゃんに、
ちょっと淋しくなる。
黙って彼を見つめると、
「眠れないの?」
その低音に心臓がキュッてなる。
俺が、それには答えず、
彼の腰に手を回すと、
「しょーがねーなぁ...」
そう笑いながら、身体を半分起こし、
彼は、俺に、
深くくちづけた。