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Blue【気象系BL】

第2章 裏切りの夜


ニノも俺の舌を受け入れ、
激しく絡め、吸い上げる。


お互いに、何も言わない。

俺の目に、
わずか残った迷いを払拭するように、

ニノは俺の顔の横に両手を付き、
更に深く、熱く、唇を重ねた。



飽きるほどに、唇を奪い合い、
舌を絡め合う俺たち...。

息をするのも忘れてしまいそうな口づけに、
頭の奥が痺れてきて、
思考が上手く回らない。

ただ...、


いつも冷静なニノの、
初めて見る艶めいた瞳に、
俺は、翻弄されていた。


キスをしながら、

空いた両手をニノの浴衣の胸元から中に入れ、
胸の先を捻り、摘まんだ。

「あっ!...」

それまでリードしていたニノが、
不意の刺激に身体を折った。


その肩を掴んで、反転し、
今度は俺がニノを組み伏せた。


下になると、
それまでの顔と一変、

ニノは、期待と不安とで潤ませた瞳を、
揺らめかせ、俺を見た。

その目が、俺の中に生まれた、
征服欲を煽る。


浴衣を更にはだけさせ、
胸の頂で不安気に震える小さな粒に、
舌を這わせた。

「...ぁ...しょう..ちゃん..やっ...」

ニノは敏感に反応し、
それは硬く勃ち上がった。


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