第8章 君のとなりで
「綺麗だよ。智くん」
羞恥からか、ギュッと目を瞑った彼は、
俺のその言葉に、
強請るような眼差しで、
「翔ちゃんも」
とバスローブに手を掛けた。
「智くんが、脱がせてよ」
俺のその言葉に、彼は身体を起こし、
俺からバスローブを脱がした。
下着を脱がせやすいように、
膝立ちしてやると、
両手でそれを膝まで下ろした。
当然、解放され、飛び出す俺自身。
智くんは、綺麗な手でそれを握ると、
「翔ちゃんの、おっきいね」と言った。
...ヤバい...///
この人って、こんなに可愛かったんだな。
知ってたつもりだったけど、
こういうシチュエーションは初めてなわけで。
俺は我慢できずに、彼をベッドに押し倒した。
今度は、激しく唇をぶつける。
強引に舌を絡めて吸い上げ、歯列をなぞると、
彼から漏れる声も、一段と艶を増し、高くなる。
左手で彼の頭を引き寄せ、
右手は、はち切れそうな彼自身を強く握った。
その先端からは、透明の雫が滲み出ていた。
それを広げるように掌でそっと尖端をこすると、
反射的に腰を引こうとする智くん。
「あなたのここ、もう濡れてるよ」
わざとそんな淫靡な言葉を囁くと、
彼は、耳まで真っ赤にし、
「言わないでよ」
と吐息と共に、そう呟いた。