第3章 過保護な彼
超デカイ声でツグミを叫んだから周りの団員達も驚いていた
「大丈夫かい!?」
そう言ってしゃがんでツグミの肩を掴むN様
「だ、大丈夫です…」
「!血が出てる…!レイン!救急車呼んで!!」
「はあ!?」
救急車って…擦りむいただけで大袈裟すぎだろ!!
「え、N様…その程度で救急車は大袈裟なんじゃ…」
オレの代わりに先輩がN様に言った…が
「どうしてだい?人は怪我が危ない時は救急車で病院に行くんだろう?ツグミの綺麗な足からこんなに血が出てるのになぜ皆冷静でいられるんだい?」
め…めんどくせぇ!!