第3章 過保護な彼
「え…N…私は大丈夫ですから。落ち着いてください」
ツグミがそう言ってN様の手を握る
するとN様はハイライトのない瞳にうっすら涙を浮かばせてツグミを見る
「この程度の怪我は虐待されてた時やポケモンとトモダチになる時よくしてましたから平気です」
笑顔でそう言うツグミを見てN様はやっと落ち着いた
最早ツグミはN様のストッパーだな
「心配してくださるのは嬉しいですが…皆さんを困らせてはいけませんよ?」
「わかった」
「(即答…)ツグミ、治療するからこっち来い」
「はい、お兄様」
「ボクも行く」
N様はツグミを立ち上がらせ、姫様抱っこしてオレの所に来た
「N…歩けますよ」
「ダメ。怪我が悪化するだろう?」
はあ…
ツグミに過保護なN様を見て呆れるオレ達プラズマ団一同なのであった
~end~
「