第3章 過保護な彼
…そろそろトウヤってトレーナーが来ると思うが…
「ツグミ、あっちにバチュルがいるよ」
そう言ってバチュルの方に向かうN様…歩くの早っ
「あ、待ってくださいN…………」
一方、トロい妹はNを追いかけた…が
「きゃっ!」
自分の足に躓いてそのままズザザザーっと転んでしまったツグミ…
「いたたた…」
「全く、どうしてお前は昔からなにもない所で転けるんだよ。ドジ」
「うう…ごめんなさいお兄様…」
よく見ればズボンが破けて右膝を擦りむいて血が出てる…昔はよく転けて泣いてたが今はもう泣かないだろ。と思った…が!
「ツグミ!!!」
「「「「「「「!?!?」」」」」」
怪我したツグミを見てN様が凄いスピードでツグミに駆け寄った