第6章 お出かけしましょう。
今日は!!カラ松さんと!!!遊びに行く日!!!!!!
タンスの中から比較的地味な服を探しつつ、鼻歌をうたう。
カラ松さんと遊びに行くのも楽しみだし、久々の水族館でわくわくしている。
本当は近場で遊ぶつもりだったのだが、外に出歩く度に赤パーカーをみかけるものだからカラ松さんにお願いして、遠出することにしたのだ。
ニートと言ってたので、お金がないはずなのに申し訳ない(さっさと働けとは思っている)。
え?赤パーカー?会う度に殴ったり、投げたりしてるけど、何か問題でもあったかな?
そんなこんなで家を出る時間がちかづいてきた。
今日の服装は、白いブラウスに紺色のジャンパースカート、白のニーソックスに小さなリボンのついた黒いパンプスだ。
さっき調べたけど、ロリータにも種類があるようでこの子が集めていたのはクラシカルロリータというらしい。正直よくわからない。スキニーにTシャツじゃダメですか。
履きづらい靴に苦労しながら、家を出る。集合場所は駅前だ。
駅家からまでは10分もかからないでつくから遅刻はしないだろう。
そう思いながら、歩いていると前方から赤パーカーが歩いてくるのが見えた。
……空気読めよ。