第5章 変化
*渉side*
さっきえみちゃんがなにかを言おうとした。
一生懸命搾り出そうとしているそれが俺の望んでる言葉じゃなかったらと思うと怖くて、コーヒー淹れるなんて言って話を反らしてきた。
もしかしたら返事が聞けるのかもしれない。でももし今の関係が壊れてしまうなら、このままでいい。あいまいなこの関係のままでいいからそばにいたいと思った。
『わ、わたるくんっ!!』
渉「おー、びっくりしたぁ」
『あ、ご、ごめん』
ボーっとしながらコーヒーを淹れていたら、えみちゃんがキッチンに来ていたことに気がつかなかった。
渉「どうしたー?」
『あの、話。話があって・・・』
ーあぁ、もう聞くしかないんだね・・・俺も覚悟決めなきゃー
渉「うん。なに?」
『渉くん、前私に言ったこと覚えてる?』
渉「・・・どれ?」
ー俺もずるいな。たぶん好きって伝えたことを言ってるんだろうなって分かってるのに・・・ー
『あ・・・えっと』
ーそんな困った顔されちゃったら触れたくなっちゃうよー
チュッ
『えっ・・・////////』
身体が勝手に動いていた。
頬に優しく口付けすると、えみちゃんはビックリしている。
そんなビックリしているえみちゃんをぎゅっと抱きしめた。
渉「ごめん、もう待てないかも」
『・・・/////』
渉「俺のこと嫌いになった?」
『そ、そんなっ・・・!』
渉「俺ね、結構独占欲強いのかも。昨日もニカたちと仲良くしてて結構妬けた。俺とニカちゃん、どっちが好き?」
『どっちって・・・どっちも大切だよ』
渉「男として好きなのは?答えてくれるまで離さない」
『・・・る・・くんだよ』
渉「聞こえない」
『わ、渉くんだよ!!!///////』
渉「じゃぁ北山は?」
『/////渉くん・・・だよ//////』
渉「ほんとに?」
『あのねっ、なかなか言えなくてごめんなさいっ!・・・私の話、聞いてくれる?』
渉「うん。教えて?」
『私・・・渉くんのことが、すきっ/////////』
『いつの間にか大好きになっちゃってたの!でも、もしもう渉君にその気がなかったらって考えたらなかなか言い出せなくて・・・』
『だから』
渉「もう何も言わなくていい」
『えっ』